情報デザイン 概要
情報デザインは、情報を利用者にとってわかりやすく、使いやすい形で伝えるための設計手法を学ぶ分野です。Webサイトやアプリの画面設計、ユニバーサルデザイン、人間中心設計など、「人」を中心に考える設計の考え方が問われます。日常的に触れるUIやWebサイトがなぜ使いやすい(または使いにくい)のかを、理論的に理解できるようになります。
この章で学ぶこと
Section titled “この章で学ぶこと”- 情報デザインの考え方や手法 — デザインの四原則(近接・整列・反復・対比)、LATCHの法則による情報整理、シグニファイア、UXデザインなどの基本概念を学びます。
- ユニバーサルデザイン — 年齢・障がい・言語の違いに関わらず、すべての人が利用しやすい設計の7原則を学びます。アクセシビリティとの関係も理解します。
- ヒューマンインタフェース — 人間とコンピュータのやり取り(インタラクション)を円滑にするための考え方と、ユーザビリティの概念を学びます。
- GUI — グラフィカルユーザインタフェースの構成要素(ウィンドウ・アイコン・メニュー・ボタンなど)と、CUI(コマンド入力方式)との違いを学びます。
- 画面設計・帳票設計 — 入力画面や出力帳票をわかりやすく設計するための考え方と手法を学びます。
- Webデザイン — Webサイトの設計における基本原則、レスポンシブデザイン、ナビゲーション設計などを学びます。
- 人間中心設計 — ISO 9241-210に基づく人間中心設計プロセスの考え方と、ユーザーの利用状況を理解したうえで設計する手法を学びます。
押さえておきたいポイント
Section titled “押さえておきたいポイント”- デザインの四原則:近接(関連要素を近くに)、整列(揃える)、反復(繰り返し統一)、対比(違いを明確に)
- LATCHの法則:情報整理の5つの軸 — Location(場所)、Alphabet(アルファベット順)、Time(時間)、Category(カテゴリ)、Hierarchy(階層)
- シグニファイア:ボタンが押せることを示す影など、操作方法を暗示するデザイン上の手がかり
- アフォーダンス:物の形状が使い方を示す性質(ドアノブの形が引くか押すかを示す等)
- UXデザイン:ユーザーが製品やサービスを通じて得る体験全体を設計すること
- ユニバーサルデザイン:すべての人が使いやすい設計 / アクセシビリティ:障がいのある人を含む多様な人々のアクセスのしやすさ
- GUI(Graphical User Interface):アイコンやメニューで直感的に操作 / CUI(Character User Interface):文字でコマンドを入力
- レスポンシブデザイン:PC・スマートフォンなど画面サイズに応じてレイアウトが自動調整されるWebデザイン
- 人間中心設計(HCD):利用者の理解 → 要求の明確化 → 設計 → 評価を繰り返すプロセス
- ユーザビリティ:特定の利用者が、特定の目的を達成するための有効性・効率・満足度
試験での出題傾向
Section titled “試験での出題傾向”情報デザインからの出題は毎回1問程度ですが、近年のシラバス改訂で重要度が増しています。デザインの四原則の名称と意味を問う問題や、ユニバーサルデザイン・アクセシビリティの定義を選ばせる問題が出ます。用語の意味を正確に押さえておけば得点しやすい分野です。